慢性的に治らない頭のフケ・かゆみ(特に後頭部~首筋)や顔の眉間・ほうれい線部位の赤みとフケがありますか?
もしかしたら「脂漏性皮膚炎」(しろうせいひふえん)かも知れません。
脂漏性皮膚炎とは?
脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)は、顔や頭皮、耳の周りなど、皮脂の分泌が多い部位に現れやすい慢性的な炎症性の皮膚疾患です。皮膚が赤くなったり、かさついたり、かゆみを伴ったりするのが特徴です。季節の変わり目やストレス、疲労などによって症状が悪化することがあります。
特に頭皮に現れると「フケ」と似ているため、初期段階では単なる乾燥だと勘違いされることもあります。しかし、放っておくと悪化したり、慢性化したりするため、正確な診断と早めの治療が大切です。
脂漏性皮膚炎の症状と特徴
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紅斑(こうはん):額、眉間、鼻の脇、耳の後ろ、胸の中心など、皮脂が多い部位に赤みが出ます。
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鱗屑(りんせつ)・フケ:白っぽい、または黄色っぽいかさぶたのような皮膚のめくれが現れます。
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かゆみ:かゆみが強いと引っ掻いてしまい、二次的な感染につながることもあります。
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再発を繰り返す:よくなったり悪くなったりを繰り返すのが特徴です。
この疾患は人にうつるものではありませんが、見た目の問題からストレスを感じたり、日常生活に支障をきたすこともあるため、適切なケアが必要です。
脂漏性皮膚炎の治療と予後
脂漏性皮膚炎は完治が難しいものの、治療や生活管理によって症状をコントロールすることが可能です。
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外用薬:ステロイド外用剤や抗真菌薬(かびを抑える薬)を使います。頭皮には医療用シャンプーも効果的です。
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内服薬:症状がひどい場合には、抗ヒスタミン薬や抗真菌薬を内服することもあります。
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生活習慣の見直し:ストレスや過労、アルコールなどは悪化要因となるため、控えることが推奨されます。
ここまでは教科書的な内容です。
ここからは院長個人の経験による試験です。
必ずしもそうでもありませんが、脂漏性皮膚炎の方には頭のうしろと横をバリカンで刈り上げている方が多かったです。
案外、ロン毛の方はあまりいないですね。増えてしまったカビが枕について、外用で治療してもまた寝る時戻ってくるのでは?と思われることと、床屋とか美容室で他人とバリカンを共有することでうつる可能性もあるのではないか?と思います。
もし、あまりにも治りが悪いならヘアースタイルを変えてみるのもありかも知れません。(何年も同じスタイルならなかなか勇気が必要かと思いますが)
治療の一つとして、抗真菌成分が入っているシャンプーを併用することもありますが、当院では韓国から仕入れたなお濃度が濃いもあります。
あ、@@@というシャンプー使ってみたけど、治らなかったです! であれば、当院のシャンプーを試してみるのはいかがでしょうか?
いつでも気軽く相談してください。
本日は脂漏性皮膚炎に対する、一般知識と偏見まるまるの院長の私見を書かせていただきました。