一人一人の診察に
愛(사랑-サラン)をこめて
このたび、瀬戸市高根町に「じょんサラン皮ふ科」を開業させていただいた、ジョン・ジンウクと申します。
私は韓国の釜山(プサン)出身で、韓国の医師免許を取るまでは特に日本と縁もなく、日本語も全く分からなかったです。医学部卒業後、同期のみんながしないことをしてみたい、新しい経験がしたいと思い、そのまま入隊しました。短い軍事訓練後、僻地の小さい診療所に配属され、36か月間過ごすことになりました。そのとき、ひらがなから始め、日本語を勉強して1年間経過したところ、日本語能力試験1級に受かりました。せっかくだから日本の医師免許も取ってみたいと思い、勉強を頑張りました。運よく、日本の医師国家試験へ合格したため、また同じくせっかくだから外国で初期研修医をしてみたいと思い、挑戦した結果、たくさんの恩人に恵まれ今に至っております。私一人の力ではできなかったことであり、日本に来てたくさんの方々からいただいた恩は決して忘れられません。その恩にお答えできる様に、患者さんはもちろん、地域社会や一緒に働いてくれる職員に愛情を持って応じたいと思います。
昔の人曰く、「立処皆真」といい、「住めば都」とも言いました。日本、そして瀬戸市を自分の故郷だと思い、一生懸命働きたいと思います。よろしくお願いいたします。